人見知りが激しいペットをペットシッターにお願いできる?

人見知りが激しいペットをペットシッターにお願いできる?

犬にしても猫にしても、それぞれ性格があります。人懐っこい性格の子もいれば、人見知りの激しい子もいます。
人間と同じです。
もしペットシッターにお世話をお願いする場合、特に問題となるのは人見知りの子。
そんな人見知りの子をお願いする際、気を付けたいポイントをまとめました。

ペットの性格について

特に犬や猫は、性格によってペットシッターに預けるのに向いている子と、向いていない子がいます。
そんなペットの性格について知っておきましょう。

ペットの性格を知るには?

犬や猫の基本的なイメージとして、犬は人懐っこく、猫は人見知りというイメージがあるかと思います。
しかし、個々の性格を見ると、一概にこのくくりではまとめられないというのが事実です。

他人が来ても動じず、平然と甘える猫もいますし、知らない人が近づくことを極端に嫌う犬もいるものです。
どちらのケースも飼い主に対しては従順であるケースがほとんどです。自分で飼っているペットの性格を知る、
特に人に対する性格を知るには、友人や家族など、
自分以外の人間に対してどのような対応をするのかを確認する必要があります。

犬に見られる分離不安症とは?

特に犬に関して見られる性格として、分離不安症という症状があります。
これは性格というより、正確には病気ということになります。
この分離不安症とはどのような病気なのか。平たく言ってしまえば「過保護」ということになります。

この症状が出る犬は、飼い主と離れると体調を崩したり、急に吠え出したり、暴れたりといった行動をとります。
飼い主が普段から甘やかしすぎたため、常に飼い主と一緒にいるのが当然で、
飼い主が見当たらないこと自体が大きな不安となってしまいます。

この病気の治療法としては、少しずつ飼い主が犬と距離を置くようにする行動療法や、精神安定剤の服用などがありますが、
飼い犬が分離不安症かどうか、どのような治療が有効かについては、かかりつけの動物病院などに相談してみましょう。

人見知りのペットでもペットシッターに頼めるのか?

では、人見知りな性格のペットの場合、ペットシッターにお世話をお願いできるのでしょうか?

まずは打ち合わせで相性を確認

ペットシッターをお願いする場合、業者に連絡をしたらいきなりシッターさんがやってくるというケースはまずありません。
多くの業者は事前に打ち合わせを行ない、そこでお世話ができるかどうかの判断をします。

対応可能かどうかは業者の判断

打ち合わせの席では、飼い主の方はもちろん、お世話をするペットとの顔合わせも行ないます。
そこでシッターとの相性やペットの状況を確認し、シッターはどこまでお世話ができるのかを判断する形になるのが一般的です。

ペットの人見知りは治せる?

ペット、特に犬の場合人見知りが激しいとペットシッターやペットホテルにお願いするにしても非常に困ることになります。
そうならないように躾で性格は治せるのでしょうか。

ペットはそもそも人見知り

まず知っておきたいのは、そもそも動物は全体的に人見知りであるということです。
犬にしても猫にしても、普段一緒に暮している家族や仲間以外は、「敵」か「獲物」でしかありません。
外部の生物と仲良くする性質自体持ち合わせていないことは覚えておきましょう。

猫の人見知りはあまり気にしないでOK

ペットの中でも猫の人見知りに関しては、さほど気にする必要はないでしょう。
仮にペットシッターにお世話をお願いするといっても、水やエサの用意、トイレの掃除などが中心となり、
ペットと直接コミュニケーションを取るケースが少ないからです。

問題があるとすれば犬の場合です。
犬の場合は、エサの準備のほかにお散歩に連れて行くなど触れ合う必要があるので、
人見知りでは困ってしまうシーンが考えられます。

犬の人見知りを治すには?

犬の人見知りを治すには、やはり「慣らす」しかないでしょう。
まずは友人や知人、別に住んでいる家族などに定期的に家に来てもらい、人見知りの犬と触れ合ってもらいます。
最初は吠えたり、嫌がったり、最悪かみついてしまったりするかもしれません。
それでも繰り返し同じ人と会うようにすると、その人は仲間であると認識するようになります。
これを専門用語でいうと馴化といいます。
要は慣れるという事です。

こうしたことを繰り返すことで、一緒に住んでいる人間以外にも仲間がいるということを認識すれば、
徐々に人見知りの症状は改善されるかもしれません。

留守番の練習をする

人見知りと思っていたら、分離不安症であるという可能性もあります。
その場合は飼い主が出かけている間おとなしく留守番ができるかどうかの練習をしましょう。
分離不安症を治すコツとしては、「外出することを悟られないようにする」のがポイント。
ご主人が出かけることに気づくと、気づいた時点で犬はストレスを感じ始めます。
そうならないように、出かける前から普段通りに過ごし、何気なく出かけるようにしましょう。

これと反対の方法も有効です。荷物の準備をしたり、化粧をしたり、荷物を準備したり、
いかにも出かけそうな準備をして家を出て、すぐに部屋に戻るという方法です。
これは外出の準備をしたからといって長く家を空けるわけではないと犬に教え込む方法です。
こうした方法を繰り返し、飼い主が出かけることは特別なことではないことを犬に教えてあげましょう。

分離不安症改善のポイント

分離不安症になる犬は、基本的に普段から甘やかされている犬です。抱っこしてほしい時、構ってほしい時、
食事をしたい時など、犬が求めたことを飼い主が叶え過ぎることで、
犬は飼い主がいないと一人で過ごせないようになってしまいます。

犬が可愛いのはわかりますが、犬が一人になっても過ごせるように、過度に甘やかさないのが重要です。
そのために犬が一人で過ごすスペースを作ってあげましょう。
そのスペースにはエサや水、小型犬であればトイレなども設置し、寝る時は基本的にそこで一人で寝るように躾けましょう。
一定の学習さえ終われば、一緒に寝る事も可能です。
極度の接触は人間が期間などに毛が入り、大変危険な場合もあります。

治療を始めても最初はうまくいかないかと思います。例えば留守番の練習でも、飼い主がいない間にどこかを噛んでしまっていたり、トイレ以外で粗相してしまったりすることがあると思います。でもそれに関しては怒ってはいけません。犬はやったその場で怒らないと、なぜ怒られているか理解できません。終わったことで怒らないであげましょう。

後は過度に甘やかさないことが重要。少々かわいそうでも訓練と思って放っておくようにしましょう。

まとめ

人見知りのペットでもペットシッターへの依頼は可能です。ただ依頼内容や極端に相性が悪いと判断された場合、ペットシッターの方から依頼を拒否されることもあります。

ペットシッターYamazakiでは、依頼を受ける前の打ち合わせで、ペットと担当シッターの相性を確認。極端に相性が悪い場合を除けば、依頼を拒否することはありません。また、ペットとの距離を近づけるために、本番を前に一緒に散歩に行ったり遊んだりといった時間を持つことも。時間をかけてでも相性の改善が見られれば、ご依頼を受けることができます。

ペットシッターとして大切なペットの面倒を見させていただく以上、最善の対応をするのが理想です。そのためにも、飼っているペットが人見知りだと感じている場合、早めのご相談をおすすめします。すぐにはサービスの対応が難しくとも、時間をかけ、会う回数を重ねることで改善がみられることもあります。

いずれにせよまずはご相談頂き、面談だけでも体験していただくことをおすすめしています。