ねこのトリセツシリーズ(ミケねこ)

皆様こんにちは😀
久々のブログ更新になります。
最近は猫ちゃん🐱のお世話依頼が増えておりますので、
猫にちなんだ書籍をご紹介したいと思います。
たまたま古本屋さんで見つけました。

私の場合、仕事柄
動物行動学、生態学、動物の行動を正確に見るため、
行動分析学関連の書籍をよく読みます。
そして現場での実践です。
みな様の大切な家族のお世話をさせて頂きますし、
初めてお会いして、その次(2回目)はお世話になりますので、
出来る限り信頼関係を築けるように、
最初の打ち合わせにかなりの比重を置いております。
私のお世話を受けた事がある飼い主様はよくご存じだと思います😊

動物との触れ合いは、可愛いい!、いい子!となでるのは二の次で、
そこには知識、情報、経験、そして主観を入れない観察、分析が必要で、
最後は包み込む愛情が必要になります。
主観を入れてしまうとどうしても、すねてる、いじけてるなど、
専門用語ではラベリングといいますが、
主観が入ります。
どうしてもそれは動物たちでないとわからないからです。
その為、自分たち人間がして欲しい行動、
問題行動と感じる行動あると思いますが、
行動の量(減ったか、増えたか?)で判断するようにしています。

今回ご紹介する本も写真満載で、主観や雑誌的な作りの本かなと思いきや、
思いのほか、勉強になることや、貴重な写真もあり、
面白いので是非ご紹介したいと思います🙌

[ミケねこのトリセツ]
[トラねこのトリセツ]
[ブチねこのトリセツ]
の3冊あります。

まずは
[ミケねこのトリセツ]からです。

この本で興味深かったのは、
猫の毛柄の出方は「遺伝子座」で決まり、
9種類の染色体があるそうです。
W=ホワイト
O=オレンジ(茶)
A=アグーチ(一本の毛に縞がはいる)
B=ブラック
C=カラーポイント(顔や体の先のほうに色が出る)
T=タビー(縞)
I =インヒビター(シルバーが出る)
D=ダイリュート(色を薄くする)
S=(体の一部を白くする)
この9つの遺伝子座と優性‣劣性遺伝子を組み合わせていくと
猫ちゃんの毛柄が出るそうです。

ちなみにこの本には毛柄による、性格一覧表が出ておりました。
結果的には血液型と同じになりますが、
育った環境に左右されますね😊

もう一つ貴重な写真で
南極越冬隊の話で映画にもなりましたが、
タロー、ジローの話はよく知られていますが、
実は1匹の猫もいました。
非常に珍しいオスのミケねこ(タケシ)もいました。
貴重な写真がいくつかありました。



かれこれ61年前の話です。
南極から1年後帰国しました。

当時は猫も放し飼いの時代でした。
南極しか知らないタケシ君は、
1週間で外に出て行方がわからなくなったそうです😭

この本は
猫漫画、地域猫の紹介、猫を迎えいれるにあたってなど、
思いのほか、入門編として読むのに最適な本でした。

興味ある方ぜひ探してみてください😀

次回は
[トラねこのトリセツ]
をご紹介致します。

読んで頂きありがとうございました😊