高齢のお母さまとワンちゃんとの〈同行お散歩〉をしました!!

きょうは、私が携わったお仕事の一つを書かせていただきます。
通常はお客様からいただいたご意見以外は掲載しないようにしているのですが、
今回はお客様のご了承を得て、あえてブログに書かせていただくことにしました。

とても素敵なお話です😊

それは、一本の電話での問い合わせから始まりました。
相手「お散歩代行をお願いしたいのですが大丈夫でしょうか?」

私「はい、ワンちゃんの犬種は何ですか?」

相手「ミニチュアダックスです」

私「大丈夫ですよ」

相手「実はもう一つお願いがあります。

  散歩の時に、高齢の母も一緒についていっていいでしょうか?」

という感じで始まりました。
既に数か所に電話していて、
どのペットシッターも、お断りだったということでした。

私も??? もちろん一瞬考えました。
でも最終的には、お引き受けしました。

私は、ホームページには記載していませんが、
介護者の入門資格である「生活介護員」の資格も持っています。
これは絶対に自分にしか出来ない仕事だ。自分のためにある案件だ!
他社で断られてお困りならば、なおさらだ。
約2週間のお世話です。
私は全力で仕事に臨むことにしました。

しかし、やはり初日は、
ワンちゃんとお母さま両方の行動に気を配りながらの、大変なお散歩でした。
それに初日のワンちゃん、飼い主様がいないので、
なかなか一緒に歩いてくれないし、うまくはいきません。
まずは怪我をさせない事、それが最重要課題になりました。
でも、それから、散歩代行の日々が数日過ぎて、
今では私が行くと、ワンちゃんはこの通り待っていてくれます😍

そして準備している間、カートでもお利口さんに待っています😊


リードも引っ張らず、お母さまのカートとの距離感、素晴らしいです😊






ワンちゃん、お母さまと3人で歩いていて、感じることがあります。
何だか周りの皆さんの目がとても温かいのです。
怪我をされている方のそばに、私たちのダックスちゃんは必ず近寄ります。
いつも思う動物の不思議な癒しの力です。


そして、動物に対して優しい町は、
ご年配の方にも子供にも優しい町なのだと思います。
ご年配の方とワンちゃんが一緒に歩く姿。
それが私には、絵に描いた幸せの形そのものに見えました。
3人で歩いていると、仕事とはいえ、こちらも癒されます。
本当にペットシッターをやっていて良かった。
この案件を引き受けて良かったと、心から思いました。

最近は、老人ホームでも数は少ないながらも、
飼っていたペットを連れていける施設もあるそうです。
でも数が少なく、なおかつ、
動物のお世話をする人が少なかったり、まったく出来なかったりと、
ボランティアの力を借りてなんとか運営していることが多いようです。
ご年配の方が動物と触れ合うことで寿命が延びるということは、
データで実証されているようです。

私は、人、動物共に、介護の資格を持っております。
でも本当の意味での勉強はまだまだです。生涯勉強の日々です。
これからの時代、人、動物共に高齢化社会になるのは間違いありません。
その時には、人だから、動物だからと、分け隔てすることなく、
両方のお世話が出来る人材が、もっと大勢いたらいいなと思う今日この頃です。

読んで頂いてありがとうございました。