絵本探訪

皆様こんにちは😀

久々のブログ更新になります。
皆様は如何お過ごしでしょうか?
コロナウイルスの影響で、旅行を中止、外出を自粛している。
このような方が多いのでは?と思います。

私もお世話案件こそ減っていますが、
こういう時こそ動物の行動学やペットフード、ケアなどの学び、
なかなか読めなかった本を読んだりしております。

今回は私のパーソナル(趣味、嗜好)などについて書こうと思います。
ペットシッターのホームページなので、もちろん動物関連です😀
私は動物のイラストなどが沢山出てくる絵本や童話が大好きで、
よく眺めたり、図書館で借りたりしてます。

今回は旅行にちなんだ本のご紹介をしたいと思います。
ご要望があれば、これをシリーズ化しようと思っています😀
要望がなくてもシリーズ化しようと思っています😅

ご紹介するのは
「またたびトラベル」という本です。
今はどこも自粛ムードですし、旅行にちなんだテーマにしました。
でもちょっと一風変わった旅行本です。
作 茂市久美子
絵 黒井 健

黒井健さんは私が大好きな絵本作家です☺



ストーリーを紹介すると、
細い路地のつきあたりに、「またたび荘」というアパートがあります。
その1階に「またたびトラベル」があります。

「またたびトラベル」は、有名な観光地にも行かず、有名レストラン、ブランドのお店とも無縁です。
でも、その人の心に一生残る旅を演出します。
という広告が出ています。
いくつかのお話が出てきますが、旅行代金はお金ではなく、
捨て猫を飼って欲しい、餌やりをやって欲しい、畑の手伝いをなどユニークです。

私が好きなお話は
「最高のおくりもの」というお話です。
息子さんがいなかに帰るお父さんから譲り受けた「一杯堂」というビーフシチューが自慢の洋食屋さんがありました。
シチュー用のずんどうなべを譲り受けましたが、その鍋も捨ててしまい、お店の名前も変えてしまいました。
一時はテレビで取り上げられ、予約でいっぱいのお店になりました。
でも徐々に客足も遠のきました。
そんな時、ある若者にビーフシチューの味が落ちたと言われ、道で偶然にその若者を見つけ路地裏に迷い込むと
「またたびトラベル」がありました。
そこであるレストランに連れて行って貰います。
ビーフシチューを頼むとお父さんが作った味そのものでした。
厨房の中をのぞくと何と一匹のネコが忙しそうに料理をしていました。
実はこのネコは、いなかに帰る時、急にいなくなったお父さんが、飼っていたネコのジローでした。


ジロー
「ネコのかんでずんどう鍋を捨ててしまうし、店の名前を変えてしまった。
心配で行けなかった、あなたの代わりに、ずんどう鍋を探して、
ここでシチューをこしらえつづけていました😭」

それから魔法が解けたようにウエイター、テーブルまわりにいたお客はネコになっていました🐱
じつはこのネコはお父さんにみんなご飯をもらっていたネコたちでした。

その後、お店の名前を「一杯堂」にもどし、ビーフシチューだけに専念することにしました。
そしてお父さんに電話からあり、ジローがもどってきたというお話で終わります。
とてもほっこりするお話です☺



現実にはおこりえないお話ですし、ノラ猫への餌やり、繁殖もしてしまうし、
とてもシビアな問題です。
でも、せめて童話や絵本の世界ではこんなお話があってもよいのでは?と思います。

不定期になりますが、また私の好きな絵本や童話をご紹介できればと思います😀

読んで頂きありがとうございました。