犬の飼養に関する本のご紹介

皆様ご無沙汰しておりました😀
更新をサボってしまい申し訳ありませんでした😓
私ごときのブログを楽しみにされていた方もいるとのお話も、
聞いておりますので、
大変嬉しく思っております😊
ありがとうございます!

久々のブログは何にしようかと思いましが、
本の紹介にしました。
とても読みやすく良い本です。
タイトル
「犬にウケる飼い方」著者 鹿野正顕



このタイトルだけで興味持たれる方多いのではないでしょうか?😊

作者の方は動物飼養管理士のスクーリングの際の先生であったり、
動物専門学校、犬の教室、セミナーなど多方面で活躍をされており、
私もセミナーを受けた事があります。

私も仕事柄、動物関連の専門書など読んだりします。
その中には洋書を翻訳して、なかなか読みずらかったりしますが、
編集者がいて監修されているので、
専門的言葉はほとんど書かれていないので、
とても読みやすく良い本です😊

この中に書かれている事をいくつか抜粋したいと思います。
昔のしつけ本だと
「人間がなめれてはいけない」「主従関係をはっきりさせなくてはいけない」
それに応じて、大声で怒鳴りつける、今はほとんど減りましたら体罰など
あると思います。
未だにインターネット情報に出てきますし、youtubeなどの動画もありますよね😓
私も目にすると胸がしめつけられる思いです😪

ただ現在では「野生の群れの社会でも絶対的権限を持つボス的な存在は存在しない」
いう事がわかり、
きわめて「人と犬の関係は母子関係に似ていて、お互いに強い信頼関係でつながっている」
という考えが定着、むしろ一般的常識になってきております。
確かになめられてはいけないではなく、
母子の親子関係という形で接すれば、
接し方は違ってくるのは当然ですよね😊

次にしつけ関連の事はあえて割愛して、
私が感じる大切だと感じる事を抜粋します。

人間と犬では感覚や脳の動きが全く違います。
犬をまるで同居人のように擬人化して、
人間の感覚や物差しで行動を判断すると、
さまざまな誤解や人の勝手な思い込みを生んでしまいます。
「人間の一方的な思いや行動だけでは犬の行動をみないことです」
犬は人間ではないし、人間は犬ではありませんね😊
必要以上の溺愛は人間、動物共に決して良い方向に向かいません。

面白い実験結果の話もでております。
犬には人への共感力があり、悲しんでいる人に同情し慰めたいと思う能力が
あるのではないか?
という実験がロンドン大学の研究者達のおこなったそうです。
18頭の犬種で、うち15頭が泣く人にすり寄ったり、
体に触れたそうです。
飼い主、まったく知らない人に対しても同じ行動をとったそうです。
これはおやつや御褒美の見返りをもとめていないことの表れであり、
「人間の3~4歳児が、泣いている誰かを慰めようとしたり、おもちゃを与えたりする行為と同様のものではないか」
と述べています。
それゆえに犬は「人類最良の友」と言われる犬の本質にふれる研究結果だと話をしめております。
皆さんも色々と思い浮かぶ話や今思い出して泣いている方もいるのではないでしょうか😭
素敵な研究のお話ですね😊

最後にこの本で締めくくられている
「犬にウケる飼い主さんとは」
〇不快を快に変え、本能的欲求を満たしてくれる人
〇恐れ、不安を遠ざけ、安心をもたらす人
それが犬を正しく愛せる人であり、犬と人本来の親密で愛情豊かな関係を結べる人だと思うのです。
と書かれております。

私のお世話を受けた事ある方はご存知だと思いますが、
私はペットシッターではありますが、
実はトレーナーの資格、
申請も出して「訓練」の届け出もしております。
実際にお世話を通して、
最低限出来るようになって欲しい行動変容(あえてしつけとは書きません)
をお願いされる多々あります。
ただこちらは全面的には出さずに、
動物のお世話を通して客観的に動物の行動を見る、
主観を入れない、
ペットシッターを通して、
飼い主を支援して、動物をハッピーにするのが私の仕事だと思っております。
これはペットシッター、トレーナー、トリマー、獣医士など、
世の中には色んな動物関連の仕事がありますが、
皆、想いや向かうべき道は同じであるはずだと考えております。

今もその為の勉強を経験値はもちろん大切ですが、
学問的体系として勉強していますし、
プロなら学び続けるのは当たり前ですし、
その為に皆様からお金を頂いてお世話をさせて貰っております。

最後にこれは私の最良の恩師から言われた言葉でこのブログを締めたいと思います。

「犬、猫関係なく、あなたの家の玄関をノックして、私をペットにして下さい」
と言ってきた訳ではなく、
人間側が勝手に一目ぼれをしてペットにした。
彼ら、彼女にお願いされてペットになったわけではない。
そう考えたならば、
思い通りにならないから、叱る、体罰、手放す
なんてのは論外だし、
こうして欲しいから、こういう行動をしようね😊
できたたらご褒美(オヤツ、おもちゃ、喜ぶこと)をあげる事などが大切だ。

紹介した本の話とつながると思いますが、
温かい気持ちで見守る、信頼関係をつくる。
これに尽きると思います。
何とかうまくまとまりました👐🙌

久々の読んでいただきありがとうございました😊